なでしこジャパンFW岩渕真奈(24=INAC神戸)がチーム3点目を決め、勝利に導いた。韓国に2-2追いつかれた3分後の後半38分に、クラブでもチームメートのMF中島のミドルシュートに反応。ゴールバーに当たって跳ね返ったボールを拾い、キックフェイントで相手をかわして冷静に決めた。

 「やけに落ち着いてたなと思います」とゴールシーンを振り返った。「こぼれ球は狙っていこうとみんなで言っていて、狙っていたら目の前にきてラッキーでした。あそこで(シュートを)打ってくれるのが(中島)依美なので」と同僚への賛辞も忘れなかった。

 なでしこジャパンとしては2戦連続で90分フル出場となったが「もっとシュートを増やしていかないといけない」と課題も口にした。

 まだ10代の頃に11年W杯優勝や12年ロンドン五輪銀メダルなどを経験した。現在は世代交代によって年下メンバーも増えた。チームをけん引する役割も求められていることについては「いろんな経験をさせていただいたので、少しずつそういう選手になれたらいいかなと思います」と話した。