森保監督を男にしたい!! サッカーW杯アジア最終予選1勝1敗で最大の難所を迎える日本代表(FIFAランキング26位)は7日(日本時間8日午前2時開始)、同56位のサウジアラビア戦(ジッダ)に挑む。

主将のDF吉田麻也(33=サンプドリア)は6日、オンラインで日本メディアの取材に応じ、SNSなどで批判の声も多い森保一監督について「みこしを担ぎたい」と熱い思いとともに勝利を誓った。

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9月の最終予選初戦で、格下オマーンに敗れた森保ジャパン。世間の風当たりは強く、森保監督を疑問視する声も決して少なくなかった。ただ、近くでその人柄に触れてきた吉田は違う。「いろんな監督とやってきたけど、本気で選手のことを考えてくれた、数少ない1人が森保監督。“みこしを担ぎたい”と思う監督であることは間違いない」と、きっぱり言い切った。

特に感銘を受けたのは、そのオマーン戦にDF冨安の招集を見送ったことだという。名門アーセナルへの移籍交渉が大詰めで、本人が現地入りする必要があったからだった。「最終予選の大事な試合で、レギュラー選手の個人キャリアを重視して1試合スキップさせたのは、監督の立場でなかなかできる決断じゃないと思う」と吉田。「ここまで選手ファーストで考えてくれる人はいないんじゃないか」と、15年のプロキャリアを振り返って話した。

ただ、冨安不在の初戦で日本は敗れた。「非常に重く感じている。自分の代でW杯を逃すわけにはいかないプレッシャーはあるし、主将である以上責任は大きい。僕自身の熱量も足りなかった」と、吉田は自らの力不足を反省した。同時に「精神的な負荷がかかった場面のほうが、日本代表として力を発揮する場面が多いと思う」と話した。最終予選1勝1敗の日本に対して、サウジアラビアは2勝。負ければ予選突破に暗雲がかかる大一番でも、前向きな要素を見つけている。

ラッキーボーイ出現への期待も語った。10年大会最終予選では23歳のFW岡崎が、18年大会予選では22歳MF浅野と21歳MF井手口が、ゴールを決めて予選突破を決めた。「難しいと言われた試合では、必ずと言っていいほど途中から出た選手が結果を出している。チャンスをつかむという気持ちを常に持ってほしい。11年アジア杯決勝で得点した李忠成選手も途中出場だった。そういう選手が違いを出すのが大切」。25人全員で、グループ最大の難敵を倒しにかかる。【杉山理紗】

 

◆みこしを担ぐ (1)他人をおだてて持ち上げること。(2)権力者など高い地位の人の面目を保つため、縁の下であれこれと努力すること。

◆W杯最終予選の若手台頭 日本の同予選最年少得点記録はMF中田英寿が97年9月7日のウズベキスタン戦でマークした20歳228日。中田はチームの中心として活躍し、日本のW杯初出場の原動力となった。2位はMF井手口陽介で21歳8日、FW浅野拓磨が21歳301日で続く。この2人は前回の18年ロシア大会の最終予選で一気に台頭。10年南アフリカ大会の最終予選では23歳のFW岡崎慎司がブレークし、14年ブラジル大会の最終予選でも23歳のMF清武弘嗣が代表初得点を決めるなど比較的若い選手が主戦力となった。