清水エスパルスのMF白崎凌兵(23)が、背番号10の威信を懸けて次節ホーム大宮アルディージャ戦(16日)に臨む。13日、清水三保グラウンドでの練習後、真剣な表情で言った。
「試合は楽しみだけど、負けたくない」
大宮には、昨季まで清水の主将で背番号10を付けたFW大前元紀(27)がいる。4季にわたってチームメートだった白崎が「一番お世話になったし、かわいがってくれた」と慕う先輩だ。大前は悩んだ末に大宮へ完全移籍。それに伴い、クラブの顔となる背番号10を白崎が継いだ経緯もある。
「10番同士が対決するわけではないし、1人で戦うわけでもない。元紀くんも気合が入ると思うけど、勢いづかせないようにしたい」
同戦では大前が移籍後、初めてアイスタのピッチに立つ。移籍を悲しんだ清水サポーターの反応も含めて注目される一戦。チケットは既に約1万4000枚以上を売り上げている。一方で、大宮は開幕から6連敗中と苦しんでおり、白崎は「逆に(対戦が)難しい状況だけど、自分たちがやることは変わらないので、やることはやって勝負にこだわりたい」と言った。先輩のパフォーマンスを上回って勝つことが恩返し。狙うは、今季ホーム初勝利だ。【保坂恭子】



