北海道コンサドーレ札幌が15日、札幌・宮の沢で紅白戦を行いMF兵藤慎剛(31)が主力組に入りプレーした。明日17日のアウェー鹿島アントラーズ戦は14試合連続の先発が濃厚。「鹿島は90分を通してスキを突くのが一番うまいチーム。相手がじれてくるのを待ち、思い切った動きを見せられれば勝ちにつなげられる」と5戦ぶりの白星をイメージした。

 敵地1号を決めた6番が、今季アウェー1勝を引き寄せる。4月22日、浦和戦(埼玉)で0-1の前半34分、移籍初ゴールを決めた。勝利はつかめなかったが、前線で精力的に動けば難敵相手でも得点を奪えることを証明した。「クロス1発で終わりじゃなく、折り返しとか後ろからとか、いろんなことにトライすること」。今季アウェーは7戦未勝利、わずか3点と苦戦も、経験豊富なベテランのアイデアを駆使し、過去公式戦6戦全敗の「超鬼門カシマ」を突破する。