北海道コンサドーレ札幌のDF福森晃斗(24)が5日、契約更改交渉に臨んだ。来季の去就について明言は避けたが、残留へ前向きな姿勢を見せた。提示された条件に「これから代理人と話し合って決めていくので、今日決まったというのはないですね」としながらも、来季監督に就任するミハイロ・ペトロビッチ氏(60)について「ミシャさんのもとで1度はやってみたい」と、意欲を口にした。

 名将とのタッグ実現は福森にとっては運命的だ。昨オフ、同氏が率いる浦和から移籍のオファーを受けた。オファーを断り、札幌残留を選んだが「何かの縁」と感慨を深める。

 今季33試合に出場し、チームで最も長くピッチでプレーした。J1残留に貢献し「充実した1年間を過ごすことができた」と納得顔。それでも「5ゴール5アシストを目標にしていて、2ゴール足りず悔しい。もっとやらなきゃいけなかった」と反省も忘れず、向上心をのぞかせていた。