ベガルタ仙台は26日、元日本代表FW平山相太(32)の現役引退を発表した。FC東京から仙台に完全移籍した昨季、開幕直後の練習で左くるぶし付近の腱(けん)を脱臼。故障の影響で試合に出場できなかった。昨年12月に全体練習に復帰したが、同じ箇所を痛め、15日からの沖縄キャンプには帯同せず、仙台で治療を続けていた。度重なる負傷で今季開幕を待たずにピッチを去ることを決意した。

 ◆国見高の先輩でアテネ五輪のチームメートだった川崎F・FW大久保嘉人のコメント 後輩の引退は寂しい。アテネ五輪の時は「怪物」で鳴り物入りで来ましたからね。ずっと一緒にいて携帯電話とか貸してあげたりした。けがもあって(期待への)プレッシャーもあったと思う。ゆっくり休んで、次の人生が長いので、そっちも頑張ってほしい。