川崎フロンターレは5日、神奈川・川崎市内で7日のホームでのACL、メルボルン・ビクトリー(オーストラリア)戦に向け調整を行った。

 既に上海上港(中国)、蔚山(韓国)に敗れており、同試合に敗れればグループステージ突破が極めて苦しくなる状況だ。MF阿部浩之(28)は、ガンバ大阪に在籍した15年、ACLで2連敗のスタートから逆襲に転じ、4強まで勝ち上がった経験を持つ。紅白戦では主力組に入り、先発が濃厚で「ホームだから勝ち点3を取らないとしんどくなる。先のこと考えず、次の試合だけ考えてしっかり戦うこと。可能性を残すためにも勝ち点3を取らないと」と一戦必勝を掲げた。

 相手は川崎F同様、パスでつなぐスタイルが特長だ。阿部は「うちが良くない試合は先制されている試合。先制したら、バランスを考えながらプレーできるし、先制することでアドバンテージがある。先に点を取られないことが大事」。アグレッシブにまずは先制して勝利につなげる。