柏レイソルは先制しながらもリードを守りきれず、後半ロスタイムに逆転弾を許して川崎フロンターレに敗れた。

 試合開始から一進一退の攻防が続き、迎えた前半32分、柏のDF小池龍太(22)が右サイドでボールを持つと、DFラインの間に走り込んだ伊東へ絶妙なスルーパスを通す。これを受けたFW伊東純也(25)が鮮やかな反転から抜け出してGKと1対1になると、右足でゴール左隅に蹴り込んでネットを揺らした。

 リーグ戦2連敗中と、このままでは終われない川崎Fも後半13分、中盤でボールを奪ったMF守田英正(23)のパスを受けたFW小林悠(30)がゴール前へドリブルを仕掛け、ペナルティーアリア外から思い切って右足を振り抜く。これがゴール左上へと突き刺さるスーパーゴールとなり、川崎Fが試合を振り出しに戻した。

 その後は両チーム共にチャンスを迎えるも決めきれず、迎えた後半ロスタイム。勝利の女神は川崎Fへとほほ笑む。左サイドでボールを持ったMF長谷川竜也(24)がゴール前にクロスをあげると、ファーサイドにフリーで走り込んだMF鈴木雄斗(24)がダイビングヘッドで合わせ、逆転に成功する。

 試合はこのまま終了。川崎Fがリーグ3試合ぶりの白星を挙げ、敗れた柏はリーグ2連敗となった。