J2アルビレックス新潟は7日、聖籠町で練習を行った。この日はDF岡本将成の二十歳の誕生日。リーグ戦再開が見えない中、スタメン奪取へ改めて意欲を見せた。

成人の仲間入りをした岡本は、体調維持のため控えていたスイーツを「今日は食べます」と笑顔を見せた。「誰か買ってくれないかな」と寮で生活するチームメートにさりげなくリクエスト。2月のキャンプ時に13%だった体脂肪は11%に減少。体脂肪になりにくいMCTオイルを購入し、食事で持参するほど。オフに血液検査をしてから体調管理の意識が高まった。

「再開したらスタメンを狙う」と目標は明確だ。開幕スタメンを逃した悔しさから実力アップのため、存分に中断期間を使う。「世界中が大変な状況なのに、自分たちはストレスもなくサッカーができている。感謝して取り組みたい」とプロとしての自覚も十分だ。【斎藤慎一郎】

○…新型コロナウイルス感染拡大で活動を一時停止するクラブがある中、アルベルト監督(51)は「行政の指示に従うだけ」と話し、自粛要請を受けるまでは練習続行の意思を示した。この日はミニゲームなどを行ったが「スペイン人は変化に対応するのが得意。そのときに応じて必要なことをする」と話した。