北海道コンサドーレ札幌MF駒井善成(27)が、完全復活に自信を見せた。

昨季は2度の右膝手術を受けて長期離脱。今季はキャンプインから合流するも、本人が納得する状態には届いていなかった。故障箇所は完治していたが、まわりの筋肉や腱(けん)に張りを感じていた。だがJリーグ中断で、練習休止もあって今は順調に回復。「右膝はすごく良くなっている感触がある。筋肉や腱(けん)の張りも取れて、すっきりした」と違和感が消え、うれしそう。

18年は右サイドを、持ち前のドリブルで攻め込み、チャンスを作り続けていた。その後ほぼ1年のブランクがあり、試合勘も不安視されていたが、それも払拭(ふっしょく)する手応えは感じていた。3月21日鹿島との練習試合では「いいイメージがわいて、いい感じで来ていた」と実戦が遠のいて、調子を確かめる場がなくなったのを残念がるほどだ。

その鹿島戦では3バック右だったが、今季の実戦ではボランチやシャドーも経験。ポジションへのこだわりはない。「チームの助けになるなら、どこのポジションでもやっていこうって今年は思ってるので、いいパフォーマンスを見せられれば」と、Jリーグ再開時にはキレのあるプレーを約束していた。【保坂果那】