ヴィッセル神戸は5日、チーム誕生25周年(現在は26年目)を記念した特別デザインのユニホームを発表した。神戸市の本拠地ノエスタで発表会が行われ、DF酒井高徳(29)とFW小川慶治朗(28)が実物を着用して登壇した。

色は従来のクリムゾンレッドではなく、95年1月にチームが発足した当時の黒と白の縦じま“ゼブラカラー”が復活した。ミスター神戸ことエース永島昭浩、カズ(三浦知良)ら往年のスター選手の活躍や、クラブの歴史、思い出がよみがえりそうだ。

会見で酒井は「いつもと全く違うカラーで、すごく新鮮なものがあって、個人的にはすごい好きな色です」と歓迎すれば、下部組織から神戸で育った小川は「少年時代に憧れたユニホーム。僕はプロになってからは着ていないが、今こうやって、また袖を通せると思っていなかったので、すごいうれしい」と続けた。

クラブ側は、未来へともに手を取り合い、一致団結して新たなる栄光に向かって前進し続ける「Kobe Forever Forward」の思いを込めたという。

チーム発足の95年1月に阪神・淡路大震災が起きた。その思いも詰まったユニホームになる。小川は「絶対に忘れてはいけないことだと思うし、神戸がどういうチームであるかということをもう1回、このユニホームを着たら、選手自身もその力がみなぎってくると思う」と気合を入れた。

この記念ユニホームを着用する試合は、J1リーグ戦の8、9月のホーム3試合を予定。8月29日横浜Fマリノス戦、9月12日FC東京戦、9月16日セレッソ大阪戦で、いずれも会場はノエスタ。レプリカなどグッズや詳細に関しては公式ホームページにて。