J1第18節が9月23日に行われる。各カードのoptaファクトは以下の通り。

※ファクト内の数字はJ1での成績

北海道コンサドーレ札幌 – 柏レイソル

・札幌対柏の通算15試合では、札幌が5勝1分9敗と負け越している。今カード直近8試合でも6敗(2勝)を喫しているが、ホームでの今対戦では3勝1分3敗の五分。

・札幌は直近5試合で4敗。ホームでも現在、2012年9月以来の3連敗中で、今節も敗れると2012年7月以来となる本拠地4連敗。

・柏は直近6試合で五分の成績(2勝2分2敗)。しかし、アウェイ戦では前回同地での鳥栖戦では敗れたものの(1-2)、これ以前の敵地では6試合連続無敗だった(4勝2分)。

・柏の今季アウェイでのオープンプレーからの得点率は、リーグ唯一の100%(13/13)。現在J1の敵地での試合では、18ゴール連続でオープンプレーから決めている。

・ペトロビッチとネルシーニョが指揮するクラブ同士の直接対決15試合では、ペトロビッチが8勝2分5敗と勝ち越しているが、同直近4試合では五分の成績(2勝2分)。両クラブ合わせた1試合平均ゴール数は4(合計60点)。

・ネルシーニョが指揮を執ったクラブは、札幌戦では通算4戦全勝(柏では3勝)。今季開幕戦での勝利(4-2)も含め、全試合でマルチ得点を記録している(合計11ゴール、1試合平均2.8点)。

・ジェイは札幌加入以降の柏戦通算3試合では3ゴール(1アシスト)を決めている。一方の江坂任も柏加入以降の今カード通算3試合では3得点(2アシスト)。

・オルンガは今季リーグ最多の16得点を記録しているが、アウェイでの得点数は5点。しかし、敵地での枠内シュート率はリーグトップ(68.4%:13/19、同地でシュート11本以上を記録している選手限定)。


鹿島アントラーズ – 湘南ベルマーレ

・鹿島対湘南の通算29試合では、鹿島が18勝1分10敗と勝ち越している。現在今対戦では2連敗中だが、ホームでの同カードでは現在の3連勝も含む、通算通算14試合で12勝(2敗)。

・鹿島は現在、2016年6月以来となる6連勝中。これ以前の19試合で挙げた白星と同じ(6勝5分8敗)。

・湘南は直近4試合で1敗(1勝2分)。しかし、この唯一の黒星は前節清水戦で喫したもの(0-3)。

・湘南はアウェイ戦では現在2試合連続無敗(1勝1分)。最後に敵地で3試合連続無敗を記録したのは2018年8月(2勝1分)。

・鹿島の今季デュエル勝利数はリーグ最多の968回。1試合平均の同勝利数はリーグ全体で唯一の50回以上(53.8)。一方湘南の今季デュエル勝率はリーグワーストの47.4%。

・湘南の今季アウェイでの失点数は、清水と並びリーグワーストタイの19。今季敵地での試合時間76-90分間にもリーグワーストの8失点を喫していて、同地での直近4失点はいずれもこの時間帯に記録されている。

・エヴェラウドは現在、今季自己最長タイの4試合連続得点に直接関与中(3ゴール+1アシスト)。今シーズン自身の直接得点関与によって、獲得した勝ち点数もリーグ最多タイ(14ポイント)。

・湘南が9月以降に記録している4得点のうち、3点はDF登録の選手が決めている(大岩一貴:2得点、大野和成:1得点)。DFによる今月の得点数は湘南がリーグ最多(3ゴール)。


FC東京 – セレッソ大阪

・FC東京対C大阪の通算27試合では、FC東京が8勝8分11敗と負け越している。今カード直近8試合でも1勝(2分5敗)。この間では5試合無得点で、1試合平均得点は0.8点(6ゴール/8試合)。

・FC東京は前節仙台戦で3試合ぶりの勝利(1分1敗)。ホーム戦では今季引き分けを記録していない3クラブの一つ(5勝4敗)。本拠地での関西のクラブとの対戦では、現在2試合連続3得点での2連勝中(昨季のC大阪戦:3-0を含む)。

・C大阪は前節鹿島戦で7試合ぶりの黒星(6勝)。しかし、昨年8月以降リーグ戦では2連敗を記録していない。

・C大阪は今季アウェイ戦では、現在の3連勝も含む7勝(1分1敗)。敵地での白星数としては川崎と並び今季リーグ最多タイ。

・FC東京の今季デュエル数はリーグ最多(1882、1試合平均99.1回)。しかし、今季1試合100回以上のデュエルを記録した試合での勝率は22%(2勝3分4敗)。同100回未満に終わった試合の勝率は8割(8勝2分)。

・C大阪の今季被決定率はリーグトップの6%(16失点/256被シュート)。今季マルチ失点を喫した試合は前節鹿島戦含め3試合だけ(リーグ最少)。

・小川諒也は出場したC大阪戦通算5試合で未勝利(1分4敗)。同選手が5試合以上出場したカードでは川崎戦(1分4敗)と並び、唯一白星がない。同選手がもっとも多くのイエローカードを受けているのも今カード(2枚)。

・松田陸が2016年にFC東京からC大阪に加入以降、同選手がもっとも得点に直接関与しているのは、古巣との今対戦カード(2ゴール+2アシスト)。C大阪での自身J1初ゴールを記録したのも2017年7月のFC東京戦。


川崎フロンターレ – 横浜FC

・川崎は現在、5試合連続3得点以上を挙げて5連勝中(1試合平均3.8得点)。今節でも3得点以上で勝利を挙げると、J1ではリーグ史上初となる6試合連続3得点以上での6連勝を記録する。

・川崎はホーム戦で現在、クラブ史上ベストタイの8連勝中。この間すべての試合で複数得点を記録しており、今季本拠地での得点数(28)は、昨季を通して同地で記録した得点数(21)を既に上回っている。

・川崎は昇格クラブとの対戦で現在15試合連続無敗(12勝3分)。同カードで敗れたのは、2017年4月のC大阪戦が最後(0-2)。

・川崎は神奈川県のクラブとの直近12試合でわずか1敗(7勝4分)。また、今対戦では現在3連勝中であり、今節でも勝利を挙げると同対戦ではクラブ史上初の4連勝を記録する。

・横浜FCは直近5試合で4敗(1勝)。また、アウェイ戦では現在、今季チーム初の3連敗を記録している。

・川崎は今季、クロスからの得点数がリーグ最多(10点)。対する横浜FCは、同得点が今季リーグ最少(1点)。

・横浜FCは今季、使用した交代カードがリーグ最多タイ(26)だが、途中出場選手による得点数がリーグワースト(1点)。対する川崎は、同得点が今季リーグ最多(18点:次点はFC東京と大分の9点)。

・齋藤学は現在3試合連続先発出場中。昨季以降、川崎は同選手が先発出場した12試合で無敗(10勝2分:勝率83.3%)。同期間、齋藤が先発しなかった試合での勝率は52.5%(40試合:21勝12分7敗)。


ガンバ大阪 – 名古屋グランパス

・G大阪対名古屋の通算57試合では、G大阪が26勝7分24敗とわずかに勝ち越している。今対戦は、両チーム合わせての総得点数がリーグ史上最も多いカード(211点)。

・G大阪は名古屋戦で現在5試合連続未勝利(2分3敗)。この間、全ての試合で複数失点を喫しているが、今カードでは現在9試合連続で複数得点を挙げている。

・G大阪はホームでの名古屋戦直近10試合でわずか1勝(3分6敗)。また、本拠地での今カードでは現在25試合連続で失点を喫しており(1試合平均2失点)、同一クラブに対する同地での連続失点としてクラブ史上ワーストの記録。

・G大阪は直近7試合でわずか2勝(1分4敗)。また、ホーム戦では現在、2019年4月以来となる3連敗中。本拠地ではそれ以前の18試合で2敗しかしていなかった(10勝6分)。

・名古屋は現在、今季チーム初の4試合連続失点中(計8失点:2勝2敗)。それ以前には3試合連続クリーンシートを記録していた。

・名古屋は関西のクラブとの対戦で現在5試合連続無敗(3勝2分)。この間、すべての試合で複数得点を記録している(1試合平均2.2得点)。

・G大阪は今季、途中出場から得点に直接関与した選手数がリーグ最少(2名)。対する名古屋は、同選手が今季リーグで2番目に少ない(3名)。

・アデミウソンは出場した名古屋戦直近5試合のうち、4試合で得点を挙げている。同選手にとって名古屋は、最も多く得点を挙げている相手(6点)。


ヴィッセル神戸 – サガン鳥栖

・神戸は鳥栖戦で現在3連勝中。今カードではそれ以前に初対戦からの12試合でわずか1勝しか挙げていなかった(6分5敗)。

・神戸はホームでの鳥栖戦通算7試合で2勝3分2敗と互角。しかし、今カード直近5試合ではわずか1敗しかしていない(2勝2分)。

・神戸は現在7試合連続未勝利(4分3敗)。今節でも勝利を挙げられなければ、2012年11月以来の8試合連続勝ちなしとなる(当時9試合連続)。

・神戸はホーム戦で現在、2015年7月以来となる7試合連続未勝利(3分4敗)。また、今季本拠地での10試合でもわずか1勝しか挙げていない(1勝4分5敗)。

・鳥栖は現在、今季2度目の2連敗中。3連敗を喫したのは2019年6月が最後。また、アウェイ戦直近10試合でも1勝しか挙げていない(4分5敗)。

・鳥栖はアウェイでの関西のクラブとの直近14試合でわずか2勝(3分9敗)。対する神戸は、九州のクラブとの対戦で現在10試合連続無敗(4勝6分)。

・神戸は今季、被枠内シュート率がリーグワースト(38.7%:89/230本)。対する鳥栖は、同割合が今季リーグで2番目に小さい(28.9%:56/194本)。

・林大地は鳥栖が挙げた直近4得点のうち、3点を決めている。同選手は、鳥栖が活動再開して以降に出場した5試合のうち4試合で得点を記録。同期間での得点数はリーグ最多タイ(4点:エリキと並び)。


大分トリニータ – サンフレッチェ広島

・大分対広島の通算15試合では、大分が4勝4分7敗と負け越している。今カード直近9試合でもわずか1勝(2分6敗)。しかし、この1勝は今季7月の前回対戦で挙げたものであり、今節勝利すると、今カード初のシーズンダブルを記録することになる。

・広島はアウェイの大分戦では通算7試合でわずか1敗(4勝2分)。この敗戦は2004年4月の敵地での初対戦時に喫したものであり(1-2)、それ以降の同地での今カードでは現在6試合連続無敗。

・大分は現在、2009年11月以来となる3連勝中。今節勝利すると、同一シーズン内では2006年5月~7月以来のクラブベストに並ぶ4連勝となる。

・広島の今季アウェイ戦で無失点に抑えた試合数はリーグ最多タイの4。今季敵地9試合でマルチ失点を喫したのは2試合で、総失点は11。しかし、このうちの10失点は同直近5試合で喫したもの。

・大分は9月9日の湘南戦以降の直近4試合の内、3試合で複数得点を記録。この間の得点数はリーグ2位(9点)であり、決定率は17%(9点/53本)。それ以前の今季14試合での決定率は9.5%だった(12点/126本)。

・広島は今季クロス成功率がリーグベスト(28.7%:100/348本)。今季クロスからは6得点を挙げており、この内の直近2点はいずれも柏好文のアシストからドウグラス・ヴィエイラが決めたもの。

・田中達也は現在3試合連続ゴールを含む、4試合連続で得点に直接関与(3ゴール、1アシスト)。現在更新中の得点に直接関与した連続試合数としては、鹿島のエヴェラウドと並びリーグ最長。

・荒木隼人は今季デュエル勝利数がチーム最多(90回)。今季デュエルを90回以上記録しているDFの中では同勝率がリーグベスト(64.8%:90/139回)。


横浜F・マリノス – ベガルタ仙台

・横浜FM対仙台の通算25試合では、横浜FMが10勝9分6敗と勝ち越している。今カードでは現在8試合連続無敗(5勝3分)。同クラブがこれまでに同一カードで9試合連続無敗を記録したのは4クラブに対してのみ(神戸戦、千葉戦、清水戦、札幌戦)。

・横浜FMは現在、ホームの仙台戦では複数得点を挙げての2連勝中(計7得点)。それ以前の本拠地での今カード9試合では5試合で無得点であり、1度も2得点以上を挙げていなかった(4分5敗:1試合平均0.4得点)。

・仙台は現在7試合連続未勝利(2分5敗)。今節引き分け以下だと、同一シーズン内では2011年6月~8月以来の8試合連続未勝利となる(当時9試合連続)。

・仙台はアウェイでは現在2連敗を含む、4試合連続未勝利(1分3敗)。この4試合では1度も複数得点を挙げておらず、今季敵地での8試合で2得点以上を挙げたのも1試合のみ(計8点/8試合)。

・横浜FMは今季オープンプレーからのクロス数がリーグ最多(357本)。直近3試合での同クロス数は88本であり、それ以前の7試合で記録した本数より多い(86本)。また、同クロスから現在3試合連続で得点を挙げている(計3点)。

・仙台は今季決定機での得点数(4点)及び同状況での決定率(21.1%)がリーグワースト。同クラブは直近7試合で6度の決定機があったが、いずれも得点に結びついていない。

・仲川輝人は2018年以降に出場した仙台戦4試合の内、3試合で得点に直接関与(5点:3ゴール、2アシスト)。同選手にとって仙台は、同期間に対戦した中では直接関与した得点数が最多タイの相手(G大阪戦と並び)。

・ジャーメイン良は出場した横浜FM戦通算5試合で2得点。同選手が対チーム別で2得点以上を挙げているのは横浜FM戦のみ。


清水エスパルス – 浦和レッズ

・清水対浦和の通算57試合では、互いに24勝9分24敗と互角。しかし、清水は今カードでは現在12試合連続未勝利(4分8敗)。今節でも勝利を挙げられなければ、同一カードでの連続未勝利数としてはクラブ史上ワーストの13試合連続未勝利となる。

・浦和はアウェイの清水戦では現在7試合連続無敗(6勝1分)。この間全ての試合で複数得点を挙げており、2失点以上を喫したのは引き分けた1試合のみ(1試合平均:2.7得点、0.9失点)。

・清水は前節湘南戦で9試合ぶりの勝利(3-0)。同クラブが無失点に抑えたのも8試合ぶりであり、それまでは7試合連続で複数失点を喫していた(1試合平均3.3失点)。

・浦和はアウェイでは現在7試合連続で勝利と敗戦を繰り返している。敵地での直近の試合となった札幌戦では勝利(4-3)。今節勝利すると、同地では今季2度目の連勝となる。

・清水は今季ヘディングによる得点数がリーグ最多(9点)。対する浦和はヘディングによる失点数が今季リーグワースト(11失点)であり、オウンゴールを除いた直近9失点のうち5点が同失点によるもの。

・浦和は今季、リードした状況から失った勝ち点が今季リーグ最少タイ(-2ポイント:8勝1分)。一方、清水はリードされた試合数及び同状況からの敗戦数が今季リーグワースト(13試合:1分12敗)。

・カルリーニョス・ジュニオは先発出場した直近4試合で3得点。この間の決定率20%(3点/15本)に対し、今季それ以前の先発出場した11試合での決定率は8.8%(3点/34本)。

・興梠慎三は出場した清水戦では現在2試合連続得点中。同選手が2015年以降に記録した対チーム別の得点数としては、仙台戦(12点)に次いで2番目に多い相手(9点)。