ホンダFCが2年連続3回戦突破、岡崎が決勝点

  • 試合後、スタンドからの祝福に笑顔を見せるホンダFCのFW岡崎

<天皇杯:ホンダFC 1-0 FCマルヤス岡崎>◇28日◇3回戦◇袋井・エコパスタジアム

前回大会8強のホンダFC(アマチュアシード)が、2年連続で3回戦を突破した。FCマルヤス岡崎(愛知代表)とのJFL対決に1-0で勝利。後半35分、今大会初出場のFW岡崎優希(23)が決勝点を決めた。4回戦の組み合わせは、3回戦全日程終了後の抽選で決定。12月12、13日に行われる。

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ホンダFCのFW岡崎が、一瞬の隙を逃さなかった。0-0で迎えた後半35分。左サイドでこぼれ球を拾ったDF八戸雄太(25)のクロスに反応した。「ニア(サイド)が空いていた。絶対にクロスが来ると思った」。持ち味のスピードで相手DFを振りきる。空いたスペースに勢いよく飛び込むと、最後は左足で冷静に流し込んだ。

今季、流通経大から新加入したルーキー。主導権を握りながらも1点が遠かったチームに待望の瞬間をもたらすと、駆け寄る先輩たちに祝福された。井幡博康監督(46)の先発起用にも値千金の決勝点で応え「うまく合わせられて良かった。狙い通りです」と、満面の笑みを浮かべた。

負けられない理由がある。今月16日、チームとプロ契約を結ぶ井幡監督やFW古橋達弥(39)ら選手3人の今季限りでの退団が発表された。現メンバーで戦えるのは今年が最後になる。岡崎は「自分は入ったばかりで過ごした期間は短いけど、最後は良い形で終わりたい」と、燃える。

チームは、シーズン前にリーグ5連覇と共に天皇杯優勝を目標に掲げた。4回戦は12月12、13日に開催される。岡崎は、頂点までの道のりを見据え「Jリーグ勢にも勝って優勝を狙っていきたい」と改めて決意。気合を入れ直して会場を後にした。【前田和哉】