藤枝順心(静岡、東海2位)が、初の2連覇へ王手をかけた。帝京長岡(新潟、北信越1位)に2-0で完封勝ち。

3試合ぶりに先発復帰したMF木許和心(きもと・こころ、3年)が、1得点1アシストの活躍を見せた。2大会連続6度目の決勝進出。17大会連続出場で過去4度優勝の名門チームが、史上4校目の2連覇にあと1勝と迫った。作陽(岡山、中国1位)と対する決勝は、10日午後2時10分からノエビアスタジアム神戸で行われる。

      ◇    ◇    ◇

藤枝順心が盤石の試合運びで決勝に駒を進めた。前半20分、左CKのこぼれ球をMF木許が右足でダイレクトボレー。豪快にネットを揺らして先制した。全国大会初得点に「こぼれ球を狙っていた。しっかり抑えてミートできた」と声を弾ませた。後半16分にはDF堀真綾(3年)のゴールをアシスト。全得点に絡む活躍で決勝進出に貢献した。

1回戦の北海道大谷室蘭戦(5○0)以来の先発だった。スタメンを告げられた時は「まさか選ばれるとは。外れた時は悲しかったが『自分がやるんだ』と強い気持ちで試合に入った」と、結果で起用に応えてみせた。多々良和之監督(56)も「彼女の持ち味である、思い切りの良さを出してくれた」とたたえた。

決勝カードは2017年度と同じ組み合わせになった。この時は作陽を2-0で退け、藤枝順心初の無失点優勝を達成。今大会も準決勝までの4試合を無失点で勝ち上がっており、3大会前の再現を狙う。「相手に合わせて臨機応変にハイプレスを仕掛ける守備ができている」と木許。常盤木学園(宮城)と並ぶ、史上最多タイ5度目の頂点まであと1勝。中2日で迎える決勝に向けて最善の準備を進める。【古地真隆】