今季からJ1のアビスパ福岡に新加入したDF奈良竜樹(27)が、新天地での飛躍を誓った。

鹿島アントラーズからの期限付き移籍が18日に発表されたばかりで、この日から福岡市内での練習に別メニューで合流。2部練習後、オンライン取材に応じた。

4バックの中央としての活躍が期待されるが「来たからには(チーム目標の)残留と10位以上を目指して貢献したい。DFラインのリーダーとして、守備の部分の中心となってやらないといけない。レベルの高いアタッカーを抑え、戦っていきたい」と意気込んだ。

移籍に関しては「去年鹿島という素晴らしいクラブで1年間戦わせてもらい、悩みはあった」という。だが「声をかけてもらい必要としてくれた。チームにとって大きな挑戦の年ということで、僕もチャレンジしたいと思い決めた」と切り替えている。

鹿島には、17、18年のリーグ連覇を経験した川崎フロンターレから完全移籍で昨季加わった。だが、主力として期待されながらリーグ戦はわずか6試合の出場にとどまっていた。

180センチの奈良は、強靱(きょうじん)な肉体と対人の強さが武器。各年代別代表の経験が豊富で、リオオリンピック(五輪)世代の中心として本大会出場権獲得に貢献するなど主力CBとしてけん引した。だが、16年リオ五輪直前に負傷し大会出場を断念した。【菊川光一】

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