アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝に向け、前日会見が16日に行われた。日本勢で唯一、勝ち残っている名古屋グランパスは、浦項スティーラーズと韓国・全州ワールドカップ競技場で対戦。会見にはマッシモ・フィッカデンティ監督(53)とDF中谷進之介(25)が出席した。

監督は「強い、実力のあるチームしか残っていない中で、残っていることを誇りに思っている」と話し、「一発勝負はミスが許されない。しっかり準備して臨みたい」。浦項とは1次リーグで2戦し、1勝1分け。そのキャリアを踏まえ、「相手をリスペクトして戦う。特徴を入れながら戦いたい」と話した。

中谷も「2回対戦して相手も対策を練ってくると思うが、自分たちも強くなっている。ルヴァン杯で決勝に進んだ勢いをぶつけていきたい。ACLへの意識は全員が強い。日本の代表として最後まで残りたいと思っている」と意気込んだ。

超過密日程で、勝ち上がって中2日で準決勝となる。メンバー構成もポイントとなるが、フィッカデンティ監督は「目の前の戦いに集中する。勝者として終わったら、次の試合に向けて100%尽くす」と語った。