プレミアリーグ西地区4位で8強唯一の公立校、大津(熊本)が同校史上初の4強進出を決めた。
【スコア速報】第100回全国高校サッカー選手権>
これまで3度8強の壁に阻まれたが、ついに歴史を変えた。決勝点のMF一村聖連(せれん、3年)は「目標は全国制覇なので、必ずできるよう、まずは楽しみたい」と、準決勝へ意気込んだ。
4大会ぶりに全国制覇を狙う前橋育英(群馬)のパスサッカーに序盤から防戦一方となった。
しかし、自慢の堅守から攻撃に移るスタイル通り、相手のスキを突くワンチャンスを得点に結びつけた。セカンドボールを奪い右サイドから好展開。前半11分、右サイドハーフのMF一村がワンツーでテンポよくつなぎ得意のドリブル突破からゴール左に決めた。
後半は4-4-2布陣から5バックとなり、最後はパワープレーの猛攻をしのいで逃げきり。大津OBの山城朋大監督(32)は「勝つためにというところで、自分がやるべきことをやった結果。運もあって結果につながった」とイレブンをたたえた。
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