セレッソ大阪の元日本代表MF清武弘嗣(32)が17日、4年連続で務める主将について今季がラストイヤーとなる決意を示した。

大阪市浪速区にある大阪のシンボルタワー「通天閣」で、主将の清武と副主将のDF西尾隆矢(20)らが開幕前の必勝祈願を行った。

清武は「一昨年、ここに来て自己最多ゴール(8)ができた。すごく縁がある場所で感謝しています」とあいさつ。

さらに前日16日、4年連続で主将就任が決まったことに「今年、本当は僕自身(主将を)やる気はなくて、(1月14日の全体練習が)始まる前に(西尾)隆矢に(お前がやるべきだと)伝えて、監督に(話を)持っていった」と、下部組織出身で日本代表候補に入ったプロ3年目の西尾を後任に推薦したことを激白した。

最終的に、小菊昭雄監督(46)やクラブの総合判断で清武に「もう1年」という続投要請があり、今季で4年目という異例の主将続行が決まったという。

「それなら、副主将に隆矢を入れてくださいと話しました。まじめな選手で、これからのC大阪には(西尾がリーダーを務めるのが)大事なこと。来年は隆矢がキャプテンマークを巻いているかもしれない。そういう選手に任せたい」

必勝祈願の最後には、通天閣にある幸運の神様「ビリケンさん」に今季のタイトル獲得を誓った清武。20歳で最年少副主将に抜てきされた西尾も「自覚を持ってリーダーシップを発揮したい。結果にこだわりたい」と続けた。

ビリケンさんがC大阪のホーム戦に来場すれば過去、6勝3分けで不敗神話が継続中。今季もヨドコウに来場予定で、清武は「チームのためにも(ゴール数など)自己記録を更新したい」と抱負を語った。

C大阪の今季J1リーグの開幕は、19日の横浜Fマリノス戦(アウェー)。ヨドコウでのホーム開幕は、26日の京都サンガ戦となっている。