コンサドーレ札幌は8日ホームのアビスパ福岡戦(札幌ドーム)に臨む。7日は札幌・宮の沢で前日練習を行った。長身選手がそろい、空中戦に強い相手に対し、ペトロビッチ監督(64)は「リーグでも特徴的なチームだ」と警戒する。ミニゲームやセットプレーで最終調整した。

不在選手の影響をどうカバーするかが鍵だ。MF高嶺が累積警告による出場停止、MF荒野が左足首の負傷で別メニュー。右アキレス腱(けん)痛で離脱していたMF宮沢の5試合ぶりメンバー入りは濃厚だが、「再びケガ人が出ており、簡単ではないがしっかり戦わなければいけない」と同監督は覚悟を見せる。

前節川崎F戦での4-3での逆転勝利によって、チームの雰囲気は上々。本拠地4連勝で6年連続J1残留が決まる。プロ野球日本ハムの札幌ドーム最終戦に4万1000人以上が集まり満員だった光景をテレビで見ていた指揮官は「Jリーグも降格がなければ、最終戦はああいうふうに盛り上がるのか」と報道陣に問いかける場面もあった。胃を痛めながら眠れぬ夜も過ごし、苦しみながらも必死に勝ち点を積み重ねてきた今季。まずは残留を、ホームのサポーターの目の前で確定させる。【保坂果那】

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