サッカーのJFLに所属するクリアソン新宿は16日、ヘッドコーチの北嶋秀朗氏(45)が来季、監督に就任すると発表した。
成山一郎監督(46)は退任するが、来季もコーチとしてチームに残る。
北嶋氏は、市船橋高卒業後、柏レイソルや清水エスパルス、ロアッソ熊本で活躍。現役引退後、熊本やアルビレックス新潟、大宮アルディージャでコーチを歴任。今季からクリアソン新宿でヘッドコーチに就任していた。
北嶋氏はクラブを通じて「監督の成山さんから『来年の監督いかがですか?』とお話をいただいたときに、成山さんの監督へのこだわりを以前から知っていたので本当に驚きました。同時に、それだけこだわっていた監督を僕に託そうとしてくれていることに喜びを感じつつ『クリアソン新宿の監督に、自分が本当に相応しいのか』『成山さんの想いに応えられるのか』そのことにかなり悩みました」と思いを明かした。
さらに「このクラブに来てから『誰かのために走る』の『誰かのために』の部分を深く強く学びました。選手たちからもクラブの人たちからも、大切な誰かのために感動を届けようとする本気の姿勢を、この10ヶ月、見せ続けられてきたからです。そして、その姿に共感してくれる方々がパートナーという形で集まり、いつもどんなときでも応援してくださる。その人たちをまた喜ばせるために頑張り続ける。そんな素敵な関係を目の前で見てきました」と続けた。
そして監督就任の経緯について「どこかで利己な部分を強く持っている自分が、いつも誰かの力になろうとし続けるクラブで監督をつとめてもいいのか。そんな自問を繰り返していました。監督を引き受けさせていただくことにしたのは、サッカーを通じてたくさんの人に感動を届けたい想いは、僕自身も負けていないと感じたからです」と説明。「監督の1年目をクリアソン新宿でスタートさせていただけることに感謝の気持ちと誇りを持ち、自分のすべてを捧げる覚悟で監督を引き受けます。皆さんと共に頑張りたいです。よろしくお願いいたします」と意気込みを伝えた。
クラブは今季中盤までJ3の昇格争いを演じ、東京23区のクラブとして初めてJリーグクラブライセンスを取得したことも話題になった。終盤に失速し、現在は10位にとどまるが、北嶋氏の監督就任で来季の巻き返しを図る。



