史上初めて、元日に日本代表戦が開催される。69年に天皇杯決勝の元日国立開催がスタート。正月スポーツの風物詩として定着し、ほぼ毎年開催されてきた。ただ近年は選手の負担軽減の重要性が叫ばれ、十分なオフ期間確保のためにシーズン短縮を目的とし、前回大会と今回の2大会における決勝の日程は12月に前倒しされた。今年の元日は大学選手権の決勝が国立で開催され、2万人を超える観客が訪れた。

一方で、普段はサッカーを観戦しない人々の目にもテレビを通して届くのが「元日決勝」の大きな役割でもあった。今回の代表戦はNHKでの放送が決まり、世間とサッカーの貴重な接点という役目を果たす。また直後に始まるアジア杯を目指す選手にとっては、天皇杯で最後のチャンスを手にした例もある。サッカー人気を下火にせず、代表を少しでも強化する。そうした意義が、今回の1戦に含まれている。【岡崎悠利】