日本代表FW本田圭佑(29)のACミランは、アウェーでパレルモを2-0で下し、2連勝とした。7試合連続で先発した本田は右MFでフル出場した。

 本田がミランの連勝に貢献した。快勝したミラノダービーから中2日。厳しい日程の中、公式戦9試合連続で先発し、フル出場。前半5分には惜しい右CKを蹴り、同18分には先制点につながるパスを出すなど存在感を発揮。終了の笛が鳴るとMFクカと抱き合いサポーターにもあいさつ。すっかり定位置を確保したようだ。

 試合後は取材に応じなかったが、ミハイロビッチ監督が「本田とはよく話す。前より話も通じるようになってきた。指示に従い信頼できる、監督にとってもチームにとっても重要な選手」。実質的評価は14年1月のミラン加入後、最も高くなっている。4日付イタリア紙ガゼッタ・デロ・スポルトからも、チーム最高の7点を与えられ「すぐ主人公となる。(高品質の)メード・イン・ジャパン」と絶賛された。(波平千種通信員)