ヘルタからドイツ2部デュッセルドルフに移籍した日本代表FW原口元気(26)が、初めて口を開いた。

 5カ月後のW杯ロシア大会に出場するため、キャリア初の2部リーグから再出発。本拠エスプリ・アリーナをバックに「まずはチームの1部昇格という目標の助けになりたい」と昇格争い(現在首位)を通して成長する。

 ヘルタで先発2試合にとどまった中、ブレーメンなど1部からも獲得の打診はあった。なぜ2部のデュッセルドルフを選んだのか。

 原口 いくつか話はありましたけど、正直すごく試合に飢えていて。もう、サッカーがしたくてたまんないんですよ。その中で(フンケル)監督と話して、すごく欲しいと言ってくれたので。カテゴリーに関係なく、彼の熱意が一番だと感じたので来たいと思った。

 元日本代表FW宇佐美貴史(25)の同僚になる。「チームが速くてテンポのいいサッカーをするので自分のスタイルに合うと思うし、宇佐美とは(世代別代表など)中学時代から一緒にプレーしてきた。うまく絡めれば面白いものが見せられる」と相乗効果に自信あり。取材後は全体練習に初合流し、浦和時代と同じ赤のトレーニングウエアに袖を通した。(取材=鈴木智貴通信員)