米MLSのLAギャラクシーに所属する元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(37)は、英BBC放送のインタビューで「俺は俺の惑星“ズラタン星”からやってきた」と、独特の言い回しで自身が特別な人間だということを説明した。

来年の1月から6カ月間の期限付き移籍でACミランに復帰するとの報道が出ているイブラヒモビッチは16年4月に負った右ひざの十字靱帯(じんたい)を断裂。当時35歳という年齢から現役引退の危機だったが「チャレンジを拒否したことは、これまでない。(欧州での)最後はマンチェスターUだったが、故障したときに『ここでサッカーを止めはしない。以前のように戻りたい』と自分に言い聞かせていた」と当時を振り返った。

その後、マンチェスターUとの契約を1年延長したが、18年3月に現所属のLAギャラクシーに移籍した。移籍について「これまでも常にそうしてきたが、クラブが俺を選んだのではなく、俺がクラブが選んだ」と、移籍は自分の意思が最優先されていることを強調。自身を『ゴッド(神)』と自負する選手ならではの発言が出た。

だが、ゴッドにもお灸をすえる監督が存在した。ユベントス時代の監督だったカペッロ監督だ。当時の事を思い出し「ユベントスにいた時に、ビッグであることの意味を理解したよ。カペッロ監督はこの俺を怒鳴り続けていたんだぜ。俺は疲れ果てていた。監督は俺をユースの若い選手たちと同じようにハイテンションでトーニングを続けることを望んでいたからね。家に帰りたかったよ」と笑みを浮かべながら振り返った。

派手なプレーや言動が多い選手だが「妻は家の中で俺を何度も見るから、俺の写真を飾る必要はないと言ったんだ」と、意外にも自宅には自身の顔写真を飾っていないという。唯一飾っているのは足の写真。「唯一飾ってあるのは、俺の素足の写真だ。今あるものが全てこの足のおかげであることを忘れさせないためだ。見かけはきれいではないが、大切なものだ。それに時には素晴らしいこともやってくれるからね」と話した。

最後にイブラヒモビッチからゴッドたる由縁をかいま見せる発言をした。「俺は自分の惑星からきた。誰も見たことのないものを持ってきてね。(昔は)俺の惑星がゲットー(ユダヤ人が強制的に住まわされた移住区)みたいな所だと思っていたやつらが、俺のことを異物のように見て歓迎しなかったよ。だが、今は誰もが俺についてくるようになった。俺は俺の惑星“ズラタン星”からきたんだ」と独特な言い回しで締めくくった。