バイエルン・ミュンヘンは19日、バルセロナのブラジル代表MFコウチーニョ(27)を獲得したことを発表した。背番号は10番。契約期間は1年間の期限付き移籍で、買い取りオプションが付いている。

スペインメディアによると、期限付き移籍にかかるレンタル料は850万ユーロ(約10億2000万円)となっている。買い取りオプションを行使する際には1億2000万ユーロ(約144億円)と非常に高額であると伝えた。

コウチーニョはクラブ公式サイトで「僕にとって欧州の中でもベストの1つであるクラブへの移籍は、新しい国での新しい挑戦になる。とても楽しみにしている。クラブと同様に、僕も大きな野心を抱いているし、それを新しいチームメートと達成できると確信している」と意気込みを語った。

スポーツディレクターのサリハミジッチ氏は、コウチーニョの加入に「彼は我々のチームを本当の意味で強化してくれるだろう」と期待を口にした。CEOのルンメニゲ氏も「彼は我々の攻撃をさらに別の次元へ引き上げてくれるよ」とコメント。2人も大物獲得を喜んだ。

コウチーニョがバルセロナに入団したのは2017-18シーズン冬。それ以降、公式戦76試合に出場して21得点11アシストを記録した。また、その間にリーグ2度(2017-18、2018-19)、スペイン国王杯1度(2017-18)、スペイン・スーパー杯1度(2018-19)、優勝を経験。今夏は、フランス1部パリサンジェルマンに所属するブラジル代表FWネイマールを獲得するためのオペレーションに含まれるなどの情報が流れていたが、今シーズンは最終的にドイツで背番号10をつけてプレーすることが決定した。(高橋智行通信員)