財務規則「ファイナンシャル・フェアプレー」に抵触したとして2シーズンに渡り欧州チャンピオンズリーグ(CL)の出場禁止を言い渡されたマンチェスターCは、過去に獲得した2度のプレミアリーグ優勝を剥奪される可能性があると17日付英紙サン電子版が報じた。

欧州サッカー連盟(UEFA)からの2シーズンに渡る出場禁止と罰金を言い渡されたことにより、今度はプレミアリーグが過去をさかのぼり調査をすることになったという。同リーグのルールブックによると、過ぎたシーズンの勝ち点も剥奪される可能性がある。

今季に関しては、すでにリバプールの独走状態であることから、マンCへの直接的な影響はほとんどないと言えそうだが、過去の調査は2012、16年だと言われており、その期間の勝ち点が剥奪された場合、2012年と2014年の優勝が取り消される可能性がある。2013/14シーズンに関しては、優勝争いが最終戦までもつれ込み、優勝争いをしていたリバプールのスティーブン・ジェラードが試合中に足を滑らせたことで、勝ち点2差でマンチェスターCが優勝しており、勝ち点が剥奪された場合、6年越しにリバプールが優勝する可能性も出てくる。

今回のマンチェスターCの欧州CLの出場禁止により、マンチェスターCがリーグ戦4位以内だった場合、5位のチームが来季欧州CLに出場することが可能だ。今のところマンチェスターU、シェフィールド・ユナイテッド、トッテナム、ウォルバーハンプトンやエバートンが5位に滑り込む可能性がある。(A・アウグスティニャク通信員)