欧州リーグで、日本人2人目のハットトリックを決めたフランクフルトMF鎌田大地(23)が最高点の評価を受けた。20日の欧州リーグ決勝トーナメント1回戦ザルツブルク戦でハットトリックを含む4得点に絡んで、チームを完勝に導いた。

試合後、ドイツの大衆紙「ビルト」(電子版)が各選手の採点を発表した。6段階評価で1が最高、6が最低の中、鎌田はチームでただ1人、最高点「1」の評価だった。「この日本人の素晴らしいショーだった。3得点の活躍で、特に2点目は図太いチップキック。ザルツブルクのDFを何度もきりきり舞いさせ、チーム4点目の起点にもなった」と絶賛された。

チームメートの長谷部誠は「最終ラインと中盤の間のつなぎ役として、確実性をチームにもたらした」と、採点「2」を獲得。また日本人選手2人を同時に先発復帰させたアディ・ヒュッター監督に関しては「イルザンカーを最終ラインに落とし、代わりに長谷部を中盤で起用。さらに鎌田も(先発に)加え、すべてうまくいった」とし、長谷部と同じく「2」の評価となった。(鈴木智貴通信員)