パリサンジェルマンのフランス代表FWキリアン・エムバペ(21)が26日、英紙デーリー・ミラーのインタビューに応じ、自身のアイドルはポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(35=ユベントス)と母国の先輩でもある元フランス代表MFジダン(47=現レアル・マドリード監督)だと明かした。

エムバペは尊敬する選手について「僕の最初のアイドルは代表チームで成し遂げた全てのことによりジダンだった。その次はクリスティアーノ(ロナウド)だよ。彼は全てを勝ち取っているし、多くの成功を収めた今でも勝者であり続けているからね」と回答。自身も同様の活躍を目指していることも明かし「2人ともサッカーの歴史に足跡を残している。そして僕も歴史の本に自分自身の章を残したいと思っている」と語った。

エムバペは直近の目標についても口にし、欧州チャンピオンズリーグ(CL)については「僕の大きな野望のひとつがチャンピオンズリーグに優勝することだ。パリサンジェルマンの一員として初のチャンピオンズリーグ優勝を果たすことは、非常に特別なものになるだろう」と希望を語った。

また、その敬愛する2人も獲得経験のあるサッカー専門誌フランス・フットボールが選定する年間最優秀選手賞「バロンドール」についても言及した。

「もし受賞できたら素晴らしいことだけど、それは僕の眠りを妨げるものではない」と口にし「僕は来シーズン、もしくはその次のシーズンに勝ち取る必要はないと思っている。時間に制限はないんだ。僕は常にパリサンジェルマンと代表を優先させるつもりだよ。そしてもし個人の名誉が自分のパフォーマンスからもたらせられるなら、それはボーナスだ」と話した。

現在21歳ながらパリの名門でハイパフォーマンスをみせるエムバペに関しては、C・ロナウド、ジダンもかつてプレーしたRマドリードが強い関心も持っていることが報じられている。エムバペは最後にフランス代表についても口にし「僕の野望のひとつは代表で成功を収めること。来シーズン、欧州選手権が開催されるので、チャンピオンになりたい」と意気込んだ。(高橋智行通信員)