いずれ自身のテーマパークも建設!? スペイン1部バルセロナFWリオネル・メッシ(33=アルゼンチン)がサッカー世界長者番付で1位になった背景や副収入について英紙サンが伝えている。14日に米経済誌フォーブスが発表した20年サッカー界の長者番付で、メッシは1億2600万ドル(約139億1040万円)で1位になった。年俸だけで9200万ドル(約101億2000万円)。残りの3400万ドル(約38億円)はスポンサー収入などとされた。

サン紙が注目したのは副収入だ。まず17年に「生涯契約」を結んだスポーツメーカーのアディダス社からは年間900万ポンド(約12億2400万円)のスポンサー料を得ていると推定。加えてペプシやバドワイザーの飲料メーカー、さらにファーウェイ、マスターカードなどの幅広いブランドのキャラクターを務めていることも大きいとした。

さらに昨年からは本格的にアパレル界にも進出した。ファッションデザイナーのトミー・ヒルフィガー氏の妹ジニー氏と提携した衣料品レーベル「メッシ」の販売を開始している。また17年にはスペイン・バルセロナ近くの沿岸リゾートにあるホテルを2600万ポンド(約35億3600万円)で購入。屋上レストラン、バー、プールエリアから海のパノラマを望む4つ星ホテルで1人1泊120ポンド(約1万6300円)だという。

スポンサー、アパレル、ホテル経営と多角的に副収入を得ていることに加え、メッシのテーマパーク建設の計画も進んでいる。詳細は公開されていないが、中国に拠点を置いたメッシのキャリアを追う「メッシ・エクスペリエンス・パーク」の開発が進行中だという。メッシ関連の展示物をはじめ、ロボットやホルグラムによるライブパフォーマンスを駆使し、メッシが世界的スーパースターとなった軌跡を追う内容になる見通しのようだ。

同紙は「メッシは現役引退後も大金を稼ぎ続けることができるビジネスを十分に持っている。彼の名前は今後数年間、フォーブスの長者番付に掲載されるだろう」と解説。これからのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(35)とともにピッチ外での収益面も世界から注目されていくことになるだろう。