【サンセバスチャン=高橋智行通信員】レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(24)が2カ月24日ぶりの復帰戦でアシストを記録し、マンオブザマッチを獲得した。
1月18日のバルセロナ戦で左足ハムストリングを負傷した後、前節レバンテ戦で2カ月半ぶりにメンバー入りした久保建英は、2試合連続でベンチスタート。前半30分過ぎにアップを開始した際、サポーターから大きな拍手を受けていた。
久保は後半開始直後に再びアップを開始し、後半9分に大歓声の中、公式戦14試合ぶりに戦列復帰を果たした。定位置の右サイドに入り、コンディションを確かめるようにチームメートと連携し、15分にファーポストに走り込んでゲデスの前線へのフィードを頭で折り返し、オスカルソンの逆転弾を演出した。これは今季4度目のアシストとなった。
守備でも尽力した久保は、その直後にグリディへの厳しいマークでイエローカードをもらい、35分にはドリブル突破で観客を沸かし、CKのキッカーも務めた。
特に後半大雨となったピッチコンディションも影響し、まだ本調子とは言えないものの、約3カ月ぶりの出場でアシストを記録し、国王杯決勝に向けて手応えを感じさせるパフォーマンスを発揮した。試合後、今季3度目のマッチMVPに選出された。
久保はクラブのインタビューに「最後の最後で同点にされたという見方をすると、とても悔しい気持ちになる。でも僕たちが2度追いつき、さらに逆転したことを考えなければならない。それはここで近年あまり起きていなかったことだと思う。そのため僕たちは良い方向へ変化していっていると思うけど、退場者が出たことでいつも同じことが起きてしまっている。それで少しペースが乱れてしまい、失点を許してしまったが、アラベスはそれに値したと思う。勝ち点1は物足りないものだけど、もう来週のことを考えている」とコメントした。
また、マタラッツォ監督は試合後の会見で「タケはとても良かったよ。いい形で試合に入っていた。最初の10分間、チームはいくつかの局面で良いプレーを見せ始めていたと思う。最後の試合から10週間くらい経ったと思うが、彼にはもう少し時間が必要で、リズムを取り戻す必要があるのが明らかだった。でも最初の30分間、私は非常にポジティブな印象を受けている」と高く評価した。

