カナダ・オンタリオ州で発生した山火事による煙が米国北東部および中西部上部を覆う中、ワールドカップ北中米大会で決勝に進出したスペイン代表は16日(日本時間17日)、ニュージャージー州北部で屋外練習を行った。

米ヤフーが伝えた。

米北東部および五大湖地域における危険な大気状況を受け、政府当局や健康専門家は人々に屋内に留まるよう警告を発している。

移動や仕事のために屋外に出る必要がある人々には、N95またはKN95マスクの着用が強く推奨された。

しかし、大リーグのニューヨーク・メッツとフィラデルフィア・フィリーズは16日にフィラデルフィアのシチズンズ・バンク・パークで試合を行った。

ただし、大気質への懸念と、夜遅くにさらなる煙が同地域に吹き戻すという予報のため、開始時間は1時間前倒しされ、米東部時間の午後6時10分開始とされた。

スペインの練習は米東部時間午前11時に開始され、1時間のセッションが予定されていた。AP通信によると、練習の最初の15分間のみ見学を許可された記者たちは、そのセッションがどれほどハードなものかを判断することはできなかったという。

スペインの練習が日中の早い時間帯に行われたことは、間違いなくその日の遅くにさらに悪化する大気状況を避けるものであったが、屋外で練習するという決定は不可解であったと、ヤフーは伝えている。

世界気候健康連盟の役員であるコートニー・ハワード博士はAP通信に対し、「彼らはあらゆる練習や試合において肺に大量の空気を送り込むハイレベルなアスリートであり、大気質が山火事関連の大気汚染による危険なレベルにある場合、実際には屋外で練習するべきではない」と語ったという。

さらに同博士は「それこそ屋内で練習を予定すべき時である。彼らにN95マスクを着用させることもできるが、全員のマスクがしっかりとフィットしているかを確認しようとすることは、最善の選択肢ではないと推測する。私であれば、クリーンエア・シェルターとなる空調の効いた屋内施設を探しに行くであろう」などと話した。

一方、アルゼンチンは15日の準決勝でイングランドに勝利した後、アトランタ地域に滞在し続けた。

カナダの山火事による煙は、米東部時間午後3時に予定されている19日の決勝戦までに、ニュージャージーおよびニューヨーク地域から晴れると予想されている。