昨年世界選手権ロンドン大会代表、増野元太(24=ヤマダ電機)が、追い風1・6メートルの条件下で13秒64をマークして優勝した。

 序盤から先行して、そのまま逃げ切った。それでもレース後は「うまく動きがあわずに、スピードがでなかった。前半の3台目まではよかったが、そこから中盤にトップスピードまで上がらなかった」と話した。

 昨年日本選手権予選で日本記録に0秒01差に迫る13秒40をマーク。世界選手権でも準決勝に進出しており、飛躍が期待される。今年の目標について「(ジャカルタ・)アジア大会で優勝が目標です。今日は中盤から足の回転がうまくいかなかったが、自分で(足を)動かすことができた。トップスピードに乗った時に(自分で足を)動かせれば、よくなると思います」と今後を見据えていた。