1組で17年世界選手権男子400メートルリレー銅メダルの多田修平(21=関学大)が追い風2・5メートルの参考記録ながら10秒25をマークした。

 1年時からの4連覇に向けて、1着で11日の準決勝進出が決定。「まだ全体的に走りが硬いっていうかダメ」と評しながら「10秒0台は最低でも出して、優勝したい」と翌日に控えた準決勝、決勝を見据えた。

 最後は力を抜いての予選通過だった。強い追い風を背中で受けながら「対校戦ならではの独特な感じ」と振り返る声援を感じた。

 スタートを試行錯誤しており、まだまだ理想の走りとはいえない。それでも状態に関しては「徐々に上がってきている感じはある。調子を上げていって、日本選手権にピークを持っていきたい」とし、6月22~24日に山口で行われる大舞台に照準を定めた。