大阪国際女子マラソンを2時間21分47秒で優勝した松田瑞生(24=ダイハツ)が27日、大阪市内で1000万円の目録を手渡された。

日本実業団陸上競技連合から、日本記録に迫る2時間22分を切る好タイムを記録した関係者に贈られる奨励金で、所属先の山中監督には500万円の目録が送られた。

1000万円の使い道を尋ねられた松田は「貯金です」とにっこり。堅実との感想に、「周りからもそう言われます。カネに寄ってくる男にも気をつけろとも言われます」と笑いを誘った。

自分へのご褒美に使うつもりはないが、いつも応援してくれる母・明美さんには賞金の一部を使って恩返しするつもりだ。「歯の治療代が欲しいと言われていた。70万円するそうで、めっちゃ喜んでいた。『ありがとうございます』って」

カナダに旅行し、バンクーバーに住む友人に会いに行く予定があるとも明かした松田は、「それはマイルで行きます」。大阪人らしい軽妙なトークがこの日もさえた。