世界陸連の独立監視部門「インテグリティー・ユニット(AIU)」は1日、女子で難民選手のアニェリナナダイ・ロハリスにドーピング違反があり、暫定的な資格停止処分を科したと発表した。ロハリスは南スーダン出身で今夏のパリ五輪出場へ向け、国際オリンピック委員会(IOC)から「難民選手団」結成の支援を受けていた。

難民選手の違反は3人目。男子のフアド・イドバフディルは昨年12月に3年間の出場禁止処分を受け、男子のドミニク・ロコロンアチオルも暫定資格停止となっている。(AP=共同)