アジア大会初実施となった男子マラソン競歩で、昨年9月の世界選手権東京大会35キロ3位の勝木隼人(35=自衛隊)が、金メダルを獲得した。3時間3分36秒でゴール。2018年ジャカルタ大会50キロ金に続く2個目のメダルとなった。

スタートから先頭集団で粘り続け、33キロ付近では独歩となった。途中で足の着地時にひざが曲がってはいけない「ベント・ニー」の反則を受けたが、安定感を示した。

世界陸連が定める設定記録(2時間56分30秒)に挑み、世界記録達成へ果敢に挑んだ。

Xで「やる気元気勝木」と名乗るなどユーモアな投稿をしまくるウォーカー。

東海大卒業後はサポート企業が見つからず、みずほPayPayドーム福岡でグッズ売りのアルバイトをしたこともある苦労人。34歳で初めて世界大会となった世界選手権東京大会では表彰台にたどり着いた。

フルマラソンと同じ42・195キロを歩くマラソン競歩は、今季から本格的に導入された新種目。日本では昨年10月の全日本高畠大会で初実施。世界では4月の世界チーム選手権(ブラジル)でも実施。日本(勝木、岩井和也、石田昴)が団体金メダルをつかんだ。

◆競歩のルール <1>左右どちらかの足が常に地面についていなければならない<2>地面に前足がついた瞬間から足が地面と垂直になるまでひざを曲げてはならないというルールがある。違反は<1>ロス・オブ・コンタクト<2>ベント・ニーの反則となり、疑わしい場合にイエローカードが出され、審判員が目視で違反と判断した場合、レッドカードの警告が提示される。マラソン競歩の場合、警告3枚でペナルティーエリアでの4分間の待機、4枚で失格となる。