やなせたかし

「生まれ変わってもまた漫画家になりたい」と言うやなせたかしさん。92歳、まだまだお元気でした。
「生まれ変わってもまた漫画家になりたい」と言うやなせたかしさん。92歳、まだまだお元気でした。

アンパンマンの声を担当している女優戸田恵子が、原作の漫画家・やなせたかしさんの死去に際し「先生こそがアンパンマンそのものでした。いつでも優しさで私たちを包んでくださり、分けあうことを教えてくださった」とコメントした。頭をちぎる自己犠牲のヒーローは、戦中、戦後「誰もが食べることに困った」ひもじさからの解放を願って世に出たものとやなせさんは言う。92歳の時にインタビューした。上記の名言は「(災害や事故に面して)人を助ける人は普通の人で、強い人でも何でもない」と語ったあとに出てきた言葉だ。最後は「仕事したいから、若返りたい」と創作への意欲を口にしたが、2年後天国に行ってしまった。(/_;)

<社会・2011年7月17日掲載>