ふじあざみライン入り口から富士山須走口5合目まで標高差1200メートルのヒルクライムで争い、前年総合優勝のミルサマ・ポルセイェディゴラコール(29=タブリーズ・ペトロケミカル)が38分49秒で2位に入り、第5戦を終えて10時間33分32秒で個人総合時間首位に立った。
前年王者は「富士山ステージを良く知っている。とても厳しいコースだと思う。今日は総合順位のことを考えながら走った。みなさんに応援してもらい、リーダージャージーを着用することができてうれしい」と喜んだ。そして、「今日のレースはタイムトライアルではないので、レース展開によってタイムが異なる。去年の自分のタイムを考えることよりも、グリーンジャージーを取ることに集中して走った。レースなので何が起こるかわからないが、最後までリーダージャージーを守りたいと思う」連覇に照準を合わせた。
ステージ優勝は38分27秒で、ラヒーム・エマミ(33=ピシュガマン・ジャイアント)が手にした。「ツアー・オブ・ジャパンに出場するのは初めてで、もちろん富士山のコースを走るのも初めてのことだが、チームの誰かが優勝したいと思ってスタートした。最後の局面で他のチームメートが遅れてしまい、自分がいくしかない状況だった。本当は今日のステージで総合リーダーも取りたかったが、タイム差は僅差なので明日のステージで逆転を狙いたい」と話した。
第5戦は23日、静岡・伊豆市で行われる。
<第5戦上位成績>
【1位】ラヒーム・エマミ(ピシュガマン・ジャイアント)=38分27秒
【2位】ミルサマ・ポルセイェディゴラコール(29=タブリーズ・ペトロケミカル)=38分49秒
【3位】ホセイン・アスカリ(ピシュガマン・ジャイアント)=39分4秒
【22位】増田成幸(宇都宮ブリッツェン)=42分27秒
<個人総合時間>
【1位】ミルサマ・ポルセイェディゴラコール(タブリーズ・ペトロケミカル)=10時間33分32秒
【2位】ラヒーム・エマミ(ピシュガマン・ジャイアント)=10時間33分51秒
【3位】ホセイン・アスカリ(ピシュガマン・ジャイアント)=10時間34分22秒
【19位】増田成幸(宇都宮ブリッツェン)=10時間37分42秒