世界ジュニア選手権4連覇で今季シニアデビューの島田麻央(17=木下グループ)が、合計220・58点で制した。ショートプログラム(SP)に続き、フリーもトップの138・77点。大技トリプルアクセル(3回転半)と4回転トーループを降り、今季2戦2勝とした。開催中の全国高校野球選手権では、名門・横浜を応援している高校3年生。同世代の球児に負けじと、全力でシニア1年目を駆け抜ける。
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甲子園球場から北東へ約60キロ。島田は黒土ではなく、氷上で躍動した。冒頭でトリプルアクセルを決め、4回転トーループも着氷。会場がどよめいた。その後は2本のジャンプで減点があり「跳び急いだ」と反省が先に立ったが、シニア2連勝を達成。「優勝できてうれしい」と喜んだ。
夏の甲子園で奮闘する球児の姿が、力になっている。母の影響もあり、特に横浜を応援。最速157キロ右腕のエース織田翔希投手を推している。「投げる時に誰よりも先にマウンドに走っていって、笑顔でベンチに帰ってくるところを見て応援している」。同い年の活躍に「同世代で頑張っている姿を見ると勇気をもらえる」とほほ笑む。
年齢制限によって2月のミラノ・コルティナ五輪に出場できなかったが、次戦の木下グループ杯(9月4~6日、東京辰巳アイスアリーナ)でいよいよシニア国際大会デビューとなる。22年北京五輪銀で4回転ジャンパーのイグナトワ(旧姓トルソワ)らロシア勢が個人の中立選手(AIN)として出場。強敵の参戦にも「4回転ジャンプを見るのがすごく楽しみ。学べることがたくさんあると思う」と高揚感が勝る。ジュニアで39戦無敗を誇ったフイギュア界の令和の怪物が、世界へ挑んでいく。【藤塚大輔】


