フィギュアスケートのチャレンジャー・シリーズ(CS)木下グループ杯は4日、東京・田中貴金属アイスアリーナで開幕する。世界ジュニア選手権4連覇で今大会がシニアの国際大会デビュー戦となる島田麻央(17=木下グループ)は3日、前日練習に臨み、大技トリプルアクセル(3回転半)を着氷。「感触的には良い感じで来ている」と明るい表情を浮かべた。
今大会は、個人の中立選手(AIN)としてロシア勢で22年北京五輪銀メダルのアレクサンドラ・イグナトワ(旧姓トルソワ)が出場。結婚と出産を経て約4年半ぶりに国際大会へ復帰する22歳は、1歳の男の子をベビーカーで押して会場入りすると、氷上で4回転ルッツを降りた。その姿を目の当たりにした島田は「ジャンプの高さや力強さが違う。すごく良い刺激をもらえた。女子の4回転ルッツは、生で見たことがなかったので、4回転ルッツが一番すごかったです」と目を丸くした。
イグナトワだけでなく、夏の甲子園での刺激も力に変える。8月14日には甲子園球場を訪れて、横浜-日南学園の2回戦を観戦。横浜のエース右腕・織田翔希投手が6回から救援登板し、最速にあと1キロと迫る156キロの直球でピンチをしのぐシーンを目撃した。
同学年投手の剛速球に「速くて、球がどこにいったのか分からなかった」と感激。「負けたら終わりという中、全員が一生懸命に一つの目標に向かって頑張っていて、観客の皆さんがそれを真剣に応援するっていうのが、すごくいいなっていうふうに思いました。同世代の選手たちなので、頑張っている姿を見ると、違う競技なんですけど、勇気をもらいます」と目を輝かせた。
夏も終わりを迎え、いよいよシニア1年目のシーズンも本格化していく。ジュニア期間を39戦無敗で駆け抜けた高校3年生は「今シーズンは楽しんで試合がしたい。あまり点数とか順位とかは決めたくないです。その時の自分のベストの演技ができたら一番いいなって思っています」と自然体を強調した。


