準々決勝が行われ、男子シングルス第4シードの20歳、桃田賢斗(NTT東日本)が仁川アジア大会銅メダルの魏楠(香港)を21-6、21-14で破り、同種目の日本勢初の準決勝に進んだ。3位決定戦は行われず、メダル獲得も決まった。ダブルスでは男子の早川賢一、遠藤大由組(日本ユニシス)がアンガ・プラタマ、リッキー・スワルディ組(インドネシア)に21-17、14-21、21-18で、女子の福万尚子、与猶くるみ組(再春館製薬所)がジュワラ・グッタ、アシュウィニ・ポンナッパ組(インド)に25-23、21-14で勝ち、それぞれメダルを確定させた。日本勢の3つのメダル獲得は、五輪と世界選手権を通じて史上最多。

 圧勝で日本念願の男子シングルスのメダル獲得を決めた。桃田が昨年のアジア大会銅メダリストを37分で倒して4強入り。「史上初は素直にうれしい」と拳を力強く握った。

 ともにネット前で勝負するスタイルが持ち味。相手の甘くなったロブを仕留めるなど、桃田のプレーが上回った。狙い通りの展開に「後ろを捨てて前に詰めた結果。85点」と納得した。自らも世界選手権や五輪で世界に挑戦した舛田コーチは「こうも簡単にやり遂げるか」と驚いた。

 3年前の世界ジュニア選手権で日本初の金メダルを獲得し、将来を嘱望されてきた。一方でトレーニングをサボりがちで、体力不足が弱点だった。転機は昨年12月の全日本総合選手権決勝で敗れたこと。「変わりたいと思えた」と与えられた以上の練習を自らに課してスタミナ強化に励み、定評のある高い技術を持続できるようになった。

 ジュニアとはいえ世界一を知る男は、準決勝進出では満足しない。次はまだ勝ったことのない世界ランキング1位の■龍(中国)だが「金メダルを狙って来たから、この位置にいる。あと2つ勝ちたい」とさらに上を狙う。

※■はごんべんに甚