2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長が29日夜、BSフジ「LIVEプライムニュース」に出演し、新国立競技場の聖火台に旧国立のものを再利用すべきとの考えを示した。旧国立が「聖地」と呼ばれた要因を「聖火台があったから」と述べ、「良いものだし、高いし、レガシーだし、これを使ったらどうですかと。僕は賛成」と語った。

 現在、旧聖火台は宮城県石巻市に貸与中。新聖火台については、さまざまな団体から売り込みがあると言い、「そんなことで争ってもしょうがない」と話し、再利用を提案した。一方で、「『森が悪い』となるが、僕が設計士や建築会社には言えない。国立のことは組織委の仕事じゃないんです」と苦笑いした。