トライアスロン男子の細田雄一(31=博慈会)が12日、ロンドン大会に続く五輪出場に意欲をみせた。

 リオデジャネイロ五輪の最終選考会を兼ねる世界シリーズ横浜大会は、14日に横浜・山下公園発着の特設コースで開催。細田は、12日の会見に女子のエース上田藍(32=シャクリー・グリーンタワー・稲毛インター)とともに出席し「リオを決めるために、最高のレースをしたい」と話した。

 アジア枠での出場を狙った4月のアジア選手権(広島)ではトップ争いをしながら終盤失速して19位。足にけいれんを起こして「走れなくなった」のが原因だった。同選手権に優勝した田山寛豪(34)に続いて五輪出場を決めるには、世界ランキングで国別出場枠をとるしかなくなった。出場圏内にはあと500ポイント足りず「最低でも8~10位に入らないとダメ」と細田。逆転での五輪キップ獲得を目指して「体調も万全だし、足も問題ない」と、自信たっぷりに話した。