リオデジャネイロ・パラリンピック代表で、世界ランキング2位の上地結衣(22=エイベックス)が、記念すべきウィンブルドン・シングルス初代女王を逃した。

 体調不良で同4位のファンクート(オランダ)に6-2、5-7、4-6で逆転負けした。ウィンブルドンは、初めて車いすテニスのシングルスを開催。上地は初戦となった準々決勝第2セットから体調不良で、サーブのトスが不安定となり、集中が乱れた。第1セットを奪ったが逆転で敗れ「初代というのは後にも残る。誰にも塗り替えられない記録だっただけに、悔しいし残念」と唇をかんでいた。

 ただ、これで車いすテニスの4大大会すべてで単複がそろう記念すべき大会となった。