ラグビー日本代表が31日、都内で合宿に入った。ジェイミー・ジョセフ新ヘッドコーチ(HC、46)の初陣となる11月5日の強豪アルゼンチン戦(東京・秩父宮)に向け、この日は午前がジム、午後はグラウンドで2部練習を行った。前日30日まで国内トップリーグの試合が行われたこともあり、比較的軽めに行われた。ジョセフHCは「今日は(選手にとって)学ぶ日だった。アルゼンチンに対してどのような試合をしたいかを全員に理解させ、役割を明確にした。週末にトップリーグの試合を終えたばかりで選手に少し疲れは見えたが、それと同時にすごくわくわくしているように感じた」とした。

 新チームとなってからはまだ3日間の合宿が2回行われただけ。FW陣はこの日、ゆっくりとした動きでラインアウトなどを練習した。フッカー堀江翔太主将(30=パナソニック)は「まだ完璧ではないが、どんどんよくなっていけるようにしたい。各自の役割、仕事が大切になってくるので、ここから、といったところだと思う。アルゼンチン代表戦には100%の準備をして臨みたい」とコメントした。

 ジョセフ新体制では、日本代表では初めてとなる2人の主将が擁立された。CTB立川理道主将(26=クボタ)はBK陣の中心として、フォーメーションの確認に入った。練習後は「引き締まったいい練習ができた。今週の前半で、チームのやろうとしていることやそれぞれの役割をしっかり理解し、頭に入れる。週の後半では実践に移してスピードアップし、試合にピークを持っていきたい」とコメントした。