世界9位の錦織圭(27=日清食品)が、4大大会の自己最短の1時間12分で快勝だ。

 同102位のマルコ・チェッキナート(イタリア)に6-2、6-2、6-0のストレートで勝ち。

 「早ければ早いに越したことはない。いいところがいっぱいあった」と、14年ウィンブルドン2回戦対クドラ(米国)戦で記録した1時間28分を16分更新。6年連続で2回戦に進んだ。

 錦織はスタートから、一気に4ゲームを連取。完全に主導権を奪うと、第1セット、第2セットともに2ゲームしか失わなかった。第3セットは、お手上げ状態の相手を見事に完封。「(1回戦の)緊張も(すぐに)吹っ飛んだ」ほどの絶好調だった。

 2回戦では、同81位のベネトー(フランス)、同122位のスタコフスキー(ウクライナ)との勝者と対戦する。