ユニバーシアード夏季大会に出場する競泳の日本代表が18日、台北市近郊の本番会場などで練習を行い、計8種目に出場するリオデジャネイロ五輪金メダリストの萩野公介(ブリヂストン)と7月の世界選手権女子200メートル個人メドレーで銀メダルを獲得した大橋悠依(東洋大)は午前中にプールで体を動かした。

 平井伯昌監督は「萩野はきちんと練習したのでコンディションは上がっている。大橋もスピードがあっていい感じ」と順調に調整が進んでいることを明らかにした。

 世界選手権で日本は金メダルなしの不本意な結果に終わった。それだけに平井監督は、エース格の萩野や瀬戸大也(ANA)に今大会で「世界水泳で得られなかった部分を何か拾って帰ってきてほしい」と期待した。

 2020年東京五輪に向けて、萩野らの下の世代から世界のトップで活躍できる選手を探し出すことも今大会の課題だ。平井監督は「2番目の集団も活躍してもらいたい。メダリストに続く選手を発掘していかないといけない」と述べた。