国際オリンピック委員会(IOC)の委員で、2020年東京五輪の準備状況を監督する調整委員会の副委員長を務めるアレックス・ギラディ氏(74=イスラエル)が女性記者2人からセクハラ被害を告発され、謝罪したと7日、AP通信が報じた。

 ギラディ氏は米NBCテレビ幹部で1993年にイスラエルにメディアグループを設立。94年にIOC委員となった。報道によると、99年に自宅で会議中に下半身を露出したほか、別の女性記者には採用面接の際に「わいせつな行為を求められた」と訴えられた。同氏は「相手を傷つけるつもりはなかったが、精神的な苦痛を与えたなら陳謝する」と述べた。