2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は29日、東京都内で理事会を開き、開閉会式や聖火リレーに関する業務委託先を広告大手の電通に正式決定した。公募した上で専門家や有識者による審査で選んだ。

 組織委によると、開閉会式の演出を手掛ける総合監督の選定プロセスには関与せず、企画や運営、出演者の手配などを行う。聖火リレーについては計画や運営、ガイドラインの作成や自治体などとの調整を支援する。

 来年の平昌(ピョンチャン)冬季五輪・パラリンピックの期間中、20年東京大会の情報発信の拠点となる「ジャパンハウス」が氷上競技を実施する江陵に設置されることも報告された。五輪開催時には日本オリンピック委員会(JOC)が主体となって整備するジャパンハウスが、山間部の平昌に設けられる。