GPファイナル3年連続出場の宇野昌磨(19=トヨタ自動車)は、SP101・51点で2位発進となった。
首位は103・32点でネイサン・チェン(18=米国)。3位にミハイル・コリャダ(22=ロシア)が99・22点でで入った。
- 男子SPを終え、記念撮影に納まる、左から2位の宇野、1位のチェン、3位のコリャダ(撮影・河野匠)
<SP成績>
順位 | 選手 | 得点 |
---|---|---|
1 | ネイサン・チェン | 103.32 |
2 | 宇野昌磨 | 101.51 |
3 | ミハイル・コリャダ | 99.22 |
4 | ジェイソン・ブラウン | 89.02 |
5 | セルゲイ・ボロノフ | 87.77 |
6 | アダム・リッポン | 86.19 |
ジェイソン・ブラウン
<演技構成>
3A/3F+3T/FCSp/CSSp/3Lz/StSq/CCoSp
冒頭のトリプルアクセルは難なく着氷。3回転フリッツ-3回転トーループは最後に少しバランスを崩した。演技中は笑顔を見せステップを刻む。3回転ルッツも着氷した。
アダム・リッポン
<演技構成>
3F+3T/3A/FCSp/3Lz/CSSp/StSq/CCoSp
3回転のコンビネーションジャンプ、トリプルアクセルは着氷。3回転ルッツも決め大きなミスなく演技を行った。
セルゲイ・ボロノフ
<演技構成>
4T+3T/3Lz/FCSp/3A/CCoSp/StSq/CSSp
冒頭の4回転-3回転トーループは高いジャンプで着氷。3回転ルッツは決めたが、トリプルアクセルはバランスを崩しステップアウトした。高い身長を活かしダイナミックな演技を見せた。演技後は少し悔しそうな表情を見せた。
ミハイル・コリャダ
<演技構成>
4Lz/4T+3T/FSSp/3A/CSSp/StSq/CCoSp
冒頭の4回転ルッツは軸がぶれ転倒。その後のコンビネーションジャンプ、トリプルアクセルは、うまく着氷した。演技後は笑顔なく客席の声援に応えた。
- 男子SPの演技を披露するコリャダ(撮影・河野匠)
宇野昌磨
<演技構成>
4F/FCSp/StSq/4T+3T/3A/CSSp/CCoSp
冒頭の4回転フリッツはブレもなく、しっかりした軸から難なく着氷した。後半の4回転トーループ-3回転トーループはミスなく着氷。リンクサイドでは山田コーチがガッツポーズ、拍手を送る。しかしトリプルアクセルでの着氷の際にエッジが滑り転倒。演技後は舌を出し苦笑いを見せた。
<コメント> (トリプル)アクセルは絶対降りれるジャンプだったので、一度降りていたジャンプなので、転けてしまったことに、何ですかね。やっちゃったと思いつつも悔しいとかではなく、次を頑張ろうという気持ちでした。(自己分析では)いつもの試合だと体が動いてジャンプはいつもより多く回ってしまうが、踏み切った瞬間に少し踏み切れなかったと思い、少し力を強く入れた結果、下りる位置がずれてしまった。(名古屋での演技は)温かい声援という印象を受け手滑っていても見守って頂いてるような空間の中で滑らせていただいた。(フリーでは)このショートも、満足いかない演技ではなかったので、引き続きフリーもこのような演技が出来るようにしたい。
- 男子SPの演技を披露する宇野(撮影・河野匠)
- 男子SP、ジャンプの着氷に失敗して転倒する宇野(撮影・河野匠)
- 男子SP、ジャンプの着氷に失敗して転倒する宇野(撮影・河野匠)
- 男子SPの演技を披露する宇野(撮影・河野匠)
- 男子SPの演技を終え、大歓声を浴びる宇野(撮影・河野匠)
- 男子SPの演技を終え、思わず舌を出す宇野(撮影・河野匠)
ネイサン・チェン
<演技構成>
4Lz+3T/FSSp/CCSp/4F/3A/StSq/CCoSp
冒頭のコンビネーションはうまく着氷。4回転フリップは少しバランスを崩し懸けたがこらえ着氷。トリプルアクセルは決めた。
- 男子SPで首位に立ったチェン(撮影・河野匠)
- 男子SPで首位に立ったチェン(撮影・河野匠)
<滑走順>
ジェイソン・ブラウン(22=米国)第2戦2位、第4戦4位
アダム・リッポン(28=米国) 第4戦2位、第6戦2位
セルゲイ・ボロノフ(30=ロシア)第4戦1位、第6戦3位
ミハイル・コリャダ(22=ロシア)第1戦3位、第3戦1位
宇野昌磨(19=トヨタ自動車) 第2戦1位、第5戦2位
ネイサン・チェン(18=米国) 第1戦1位、第6戦1位
※金博洋(中国)はケガのため欠場